心身統一合氣道とは

合気道とは植芝盛平が柔術・剣術・杖術などを基に昭和前期に創始した体術を主とする総合武術です。体を合理的に運用することにより体格や体力による差をなくし「小よく大を制する」ことができます。

そして、植芝盛平の戦後の高弟・藤平光一により創始されたのが心身統一合氣道です。心身統一合氣道は「相手と争わずして勝つ(争わざるの理)」武道であり、「心が身体を動かすこと(氣の原理)」を通して、本当の心身統一を体得することを目的としています。心身統一合氣道の技には、独り技・組み技・続き技(体技)があります。

・独り技…独りで行う技で、どんな動きの中でも常に心身統一を保つことを学びます。舟漕ぎ技、一教技、受身などがあります。

・組み技…「投げ手」と「攻め手(受け手)」に分かれ、技を行います。心身統一を保ちつつ、相手の心を尊重し導くことを学びます。呼吸投げ、四方投げ、小手下ろしなど様々な技があります。

・続き技…体技と呼ばれ、合氣道の技を連続で行います。全30もの体技が制定されており、あらゆる技の中で常に心身統一を保つことを学びます。

 また、心身統一合氣道では剣と杖を学びます。剣と杖を通して正しい物の持ち方、物を持った時の心身統一を学びます。合氣道の技を正しく学ぶことで、正しい姿勢・リラックスする方法・落ち着きが自然に身につきます。

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